本日は防府市にて浴室ドアの中折れ戸を交換しました!
浴室ドアは10年サイクルで型が変わりますので、使用後10年以上経ったドアを交換する場合、既設枠に新しい枠を取り付けるカバー工法やアタッチメント工法にて浴室ドア交換となります。
交換方法によりデメリットやメリットもあって、浴室ドア交換も意外と奥が深いので、現場に合わせた工事が必要です。
まずはカバー工法について事例紹介していきます。
YKKドアリモ浴室ドア交換カバー工法

まずは破損した既設ドアを外します。

カバー工法は新しい枠を既設枠に被せますから、干渉する気密パッキンなどは剥がします。下枠レールも切断します。

新しい枠を仮付けました!水平や垂直、対角寸法が揃っているか確認しながら、既設枠と新設枠の間にスペーサーをいれて建て付け調整します!

既設枠に穴あけして、ビス穴から水が入らないようにシリコーン剤を注入します。そしてビスで枠を固定していきます。

既設枠と新設枠の間に防水のためにシーリングします。シーリング材はカビにくい防カビタイプをつかいます。

浴室ドアの取り付け完了です。開く方向は自由に替えられます。

カバー工法のデメリット&メリット

カバー工法のデメリットは段差ができることと言われています。ですが、アタッチメント工法に比べてお値段は安いのですよ。アタッチメント工法について後ほどご説明します。

カバー工法で新しい枠を既設枠に取り付けた場合、LIXILが27mm段差ができ、YKKは15mmの段差が発生します。

ですが、脱衣場の床から浴室床にかけて段差がある場合、YKKのドアリモであれば段差ができずに済む場合がほとんどです。
写真をみてわかるとおり、既設枠アングルと新設アングルがぴったり重なり段差はありません。
浴室ドア交換アタッチメント工法の事例&特長
ではアタッチメント工法についてご説明します。工事の流れとしてはカバー工法と同じような流れになります。

アタッチメント工法の場合も下枠レールは切断することが多いですね。

アタッチメント枠は既存開口が小さくならず、段差ができないようにスリムな枠になっています。なのでドアサイズもあまり変わりません。
カバー工法と違いアタッチメント工法は四方枠分割式なので、既設枠の中で組み立てる感じですね。

下枠をみると、脱衣場の床と浴室の床が同じ高さでバリアフリー構造になっています。ですが、アタッチメント工法では写真のとおり躓く段差は一切できません!スリムな枠なのでドア交換したことも分かりづらいほど違和感がありませんね。

脱衣場から浴室床にかけて段差がありません。下枠のゴム材は躓く原因にはなりませんので、ご年配の方も小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でも安心して使用できる浴室ドアです。

アタッチメント枠を取り付けたら、脱衣側、浴室側の枠の重なりにマスキングテープを貼ってシーリングの準備をします。

アタッチメント工法も、カバー工法同様、既設枠と新設枠の隙間を防カビシリコーンでシーリングします。

浴室ドア交換の完了です。
浴室ドア交換の際に参考になりましたら幸いです!
